「地域包括ケア」を知っていますか??
超高齢化社会が社会問題となり介護の需要が今後も伸びていくとされるなか、今注目されている高齢者の自立支援をサポートする為の「地域包括ケア」を知っていますか?
2025年を目途に行われるケアシステムの一環でもあります。今後の日本で生きていく為にも必ず知っておきたい支援制度であり、知らないと恥をかいてしまうかもしれません。
■地域包括ケアってなに?
地域包括ケアの基準とは以下のようなことをいいます。
「高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進」(厚生労働省HPより引用)
2025年といえば1947年~49年までに生まれたいわゆる団塊世代の人たちが後期高齢者(75歳以上)になる年でもあります。その数800万人ともいわれ介護や医療の需要がさらに伸びていくことが懸念されているのです。
地域包括ケアとは出来る限り住み慣れた場所で日常生活を送り、高齢者の環境の変化によるストレスを軽減させる取り組みです。
住み慣れた場所に住み続けたいと思っていてもその地域の「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」などのサービスが充実していて提供できる環境にないと実現させることはできません。
もちろん高齢者の人権やプライバシーに関しても尊重し守っていかなくてはいけませんよね。
地域包括ケアは総合的に支援する為のシステムでもありますが、あくまでも本人の意志や考えなども大事にしています。
■地域包括ケアの課題とは?
地域包括ケアには実現するための課題が残されています。
地域ごとによっても過疎化・高齢者の生活がしづらい環境にあるなど違いがあります。地域包括ケアを行う為の財源や、高齢者の数がその地域ではいつピークを迎えるのかにも大きな差が出てきてしまいます。
両方のバランスを取りつつサービスを提供していかなくてはならず、そういた地域性に合わせたサポートを行う為のシステムを作るのが地域包括ケアでもあり解決していかなくてはならない課題でもあるのです。
もちろん安心して生活するための医療や看護サービス面が人手不足など現状対応として不十分になってしまう場合もあります。
地域包括ケアは2025年までに行われる超高齢化社会の日本で生きていく為の新しいシステムでもあります。
自分の生まれ育った地域で生活したい!そんな高齢者の想いを実現することにもなりますね。